トマトの単為結果の分子機構解明

トマトは、周年栽培化に伴い、冬期と夏期の着果不良が問題となっており、ホルモン剤利用による着果促進処理、訪花昆虫による受粉処理が不可欠です。受粉しなくても果実ができる単為結果性はその問題を解決する重要形質であるとともに、果実生産の安定化及び省力化、さらには増収をもたらす有力ツールとして生産現場から長年期待が寄せられています。しかし、裂果など不良形質を伴わない真の単為結果性遺伝子は未だに同定されていません。

この研究プロジェクトでは、先進のトマトバイオリソースとオミックス技術(代謝物の網羅的な解析等)を活用し、単為結果に関わる遺伝子を多数同定して、その遺伝子ネットワークの全容を解明することを目的としています。最終的に、単為結果の遺伝子ネットワークの中から真の単為結果遺伝子を特定し、その制御技術を開発します。

本プロジェクトは平成26年度より「農林水産業・食品産業科学技術 研究推進事業」へと移管しました。